青いふうせん

初日

4月。入学初日。
最初に話したのは背が高くて茶髪の大人っぽい美咲って子。
玄関で目が合って「一緒に行こー」とこちらから話しかけたら
「いいョゥ♪」
とテンションの高い返事が返ってきた。
そして階段を上りながらクラスを聞いたら隣だった。
教室に入ると、まだ静かで男子が二人とおとなしそうな女子が一人いた。
「おはよう」
とその女子に声をかけたらぼーっとしてて返してくれない。。
少し嫌なカンジがしたが
「あの~あなたに言ってるんですけどー。。」
と言ってみると
「あッ!ごめんなさい。ぼーっとしてました。。本当すいません。。」
すごく丁寧に謝ってくる。
名前は晴香っていうらしい。
少し話しをしてみると晴香は本当に天然でふんわりした可愛らしい女の子だった。
「男子にも声かけてみない?」
と言ってみると
「えーハズかしいよー」
の、嫌がったので
私は一人で二人の男子に話しかけてみた。
「おはよッ!」
「おっス」
「名前なんてゆうの?」
「蓮だよ」「大地でーす」
二人ともとてもフレンドリーで面白い人だった。
「晴香もおいでよー」
と、言ってみたが
「いや、、、いいです、、、」て、、男友達も沢山作りたい私にとって晴香は少しやりにくかった。
そしてどんどん教室は人が増えてきた。
女子のグループがあったので私はそこに入っていき
「おはよー♪ねえ名前教えて?」
と言った。
そのグループの5人の頭になってるのが彩って仔。そして彩と特に仲の良さそうな麗と七華。
この3人は中学も一緒らしい。
そして高校に入って知り合ったらしい加奈と真由美。
彩が一番私によく話しかけてくる。
面白くて騒がしい仔だ。
まあ正直言ってタメで上下関係あるのってヤだから私はフツーに本音言ってどんどん話題を振っていった。
チャイムが鳴ったので私は5人とメアドを交換して席に着いた。
隣の席に座った仔にも話しかけた。
同じ中学から誰も行かないのでどんどん友達を作っていこおと思った。
金髪でちょっとかっこよくて怖そーな男の子だった。
「おはよー!名前なんてゆうのお?」「は?俺は鳴海翔だけど、何か用?!」
ちょっと怖ッッ!!不機嫌なのかあ?「いや用ってか友達になりたくてさ」「俺はなりたくない」


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