異世界の英雄伝説
宿舎に戻った急いで海里は洸に会う。

「洸!私決めたわ!工場で働くわ!」

海里の勢いに少し俺は圧倒される。

「私、決めたの!この町で働いてまずは金を貯めるの!その後はアンタでも分かるわよね!?」

俺は何となく海里の言わんとする事が分かった。恐らく道具を貯める金を貯めようとするのだろう。

「ああ、金を貯めてハーデスを倒す軍資金にするんだろ?俺もそのつもりだ。この世界の歯車で終わるつもりは当然無いさ・・・」

海里は俺の顔を見た後、少し微笑む。海里なりに何かを決意したのだろう。

「早速明日から工場で社畜として働くわよ!目指すは1000000ペラよ!」

海里のその発言に少し俺は気が遠く感じた。
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