異世界の英雄伝説
クレアが言うにはこの世界は3000年の長い間で一度も平和が訪れた事が無いという、魔力と武力を使った戦争が3000年間続いている。更に500年に一度冥界の王ハーデスが地上に降臨し、世界各国に神出鬼没で荒らし回るという。そして、俺が今から行く世界は丁度数ヶ月前に冥王ハーデスが降臨したらしい。

冥王ハーデスが現れた事により、この世界は正に世紀末状態だという。世界各国は自らの国を守る為、軍事行動で冥王ハーデスに挑むが成果は出ないという。そんな状況の中、人々は救世主を求めている。

だが、しかし各国も馬鹿では無い。一部の国は冥王降臨を機に隣国を攻めているが、殆どの国は団結してハーデス討伐の為に軍事力・開発力・魔力を費やしている。

冥王ハーデス討伐を目標に掲げ、大国であるサミイ国、魔力兵器の開発力は世界最高と言われるヤサマ王国、小国ながら粘り強いダイト国、古代のランプの精を操るキタック国、海に囲まれた島国サンスリー、近年急速に力を付けてきたダクセル王国、そして世界最強と言われ数々の小国を支配している超大国ユニバ帝国・・・他にも数々の国がハーデス討伐に立ち上がっているが、この『戦乱七雄』が積極的にハーデス討伐に動いている。

つまり、俺はこのハーデス討伐を掲げた国と共に冥王討伐をしなければならないという訳だ。

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