南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )
何何何何?!
今、目逸らされませんでした?!
そう言えば今朝も……
『佑麻、』
『あ、おはよう瀬那!!』
『ん、はよ。……、』
『何?どうかした?』
『……いや、何でもない。』
……様子…おかしかったっけ。
気になる。
…私にきっと、何か言いたい事があるんだよね?!
でも、簡単に言えないような…
言うのを躊躇うような…内容の、
【……検索中……】
──────ピコンッ
「…わ、別れ話?!」
あ、有り得る。
いや…でも待てよ?
私は瀬那を信じるって…決めたばかりじゃない!!瀬那の口からちゃんと聞くまでは、取り乱しちゃ…
取り乱しちゃ………
取り乱しちゃうよぉぉおお!!!!!
「佑麻ちゃん…?!」
「どうしたの、そんな百面相で…」
訝(いぶか)しげに私を見つめる茉央ちゃんの声も、黒崎ちゃんの声も…今の私には届かない。