南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )




「わ、私には難易度高いよ!」


色々な分野に分かれてて、保育の勉強から医学の勉強まで幅広く勉強出来ると有名なすみれが丘大学。



「だから、俺が勉強教えるんだろうが。」


「だって、瀬那も自分の勉強あるだろうし…」


それに、私が頑張ってすみれが丘大学に合格したって…瀬那とは結局 離れる未来じゃん。


そんなの、辛すぎるよ〜〜〜〜(号泣)



「俺は勉強なんかしなくても受かる自信しかないけど?」


「す、すごい自信…!」


「当たり前だろ。何の為に俺が……」


「……俺が?」



何かを言いかけてやめた瀬那は、ハッとしたように口をつぐんだ。



「…とりあえず、明日から放課後は毎日 勉強会な。」


「え!!毎日……?」


「当たり前、毎日やっても足りないくらいだろ。本当は今日も付き合ってやりたいけど、サッカー部に顔出す約束してるから。」


そう言う瀬那は、既に練習着を着ていて、薄々そうだろうとは察しがついていたけれど、


「やっっった〜〜♡明日から毎日 瀬那と放課後 一緒に過ごせるってことだ!!」



1人で帰るのは、やっぱり少し寂しいな。

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