南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )


『佑麻は、俺の声聞きたいって思うことねぇの?』


「へ?…瀬那の声?」


何を言いだすんだろう、この人は。


そんなの、毎日思ってる。毎時間 毎分 毎秒 瀬那の声を聞いてたって足りない。

忘れてるんじゃないかな?
私がストーカー並に瀬那を好きだってこと!


『…ん、俺 今日すげぇ佑麻の声が聞きたくなった。何でか分かんねぇけど。』


「~〜っ!!///」


瀬那って、分かってない。
実は意外と大胆なこともさらっと言ってのける。

そんな言葉がどれだけ私の心臓を過労させているか分かってない!!!


って、まぁそれは付き合う前からだから今更なんだけど。


「そりゃ、聞きたいよ…」


私だって、いつも聞きたいって思ってる。会って話せるのも幸せだけど、離れてる時にこうして私のことを思い出してくれるのって、もっと嬉しい。


しかも、こんな風に電話くれるとか私の運を今ここで全部使い切ったんじゃない?!ってくらいサイコー!
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