南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )
「…っはぁ、」
「ごめん、理性飛んだ。」
「〜〜っ/////」
やっと離れた瀬那は、口では謝りながらも口角をあげて笑ってて、
私はもう、ドキドキしすぎて何も考えられない。
「お前バカだから、すみれが丘も落ちるかもな。」
「なっ!!?」
キスの余韻に浸る暇もなく、瀬那がそんなことをいうから、慌てて真っ赤なままの顔で瀬那を見上げる。
「落ちたら、どーする?」
尚も笑いながら、シャレにならない言葉を連発する瀬那に、頬を膨らませながら対抗しようと決意した私は、
「ま、落ちたら落ちたでいいか。」
「え…?」
別に大した問題じゃないみたいな瀬那の言い方に呆気に取られてアホヅラ晒してしまったけれど…
「いやいや!!良くない!!良くないでしょ!!」
どう考えても、落ちたら落ちたで良くないよ。私 路頭に迷うよ?ニートだよ?職なしだよ!!
生活していけないって。
「……落ちたら、そん時は。」
「そ、そん時は……?」