南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )
「ね、葉山先生って彼女いるのかな?」
「は?」
すぐに瀬那の隣に駆け寄って、女子たちがよく気にしてるポイントを瀬那にも聞いてみたけれど、
その瞬間なぜかピタッと歩く足を止めた瀬那に、つられて私も立ち止まった。
「みんな気にしてるんだよね〜。葉山先生って、女子に人気あるんだよ!でもわかる気はするかな〜!」
「…さっきからなに、わざと?」
「えっ?何が?」
「……天然かよ。タチわりぃ。」
ムスッと私を見た瀬那に、すぐにその視線はそらされてしまって、瀬那の言葉の意味は謎のままだけど、
も、もしかして…!
「せ、瀬那、ヤキモチ…妬いてくれてたり…?」
「誰でも好きなやつが、自分以外のことを必要以上に気してんのは…嫌なもんじゃないの?」
「す、好きなやつ……/////」
キュン。
か、可愛い〜〜〜!!!
キュンキュンとか言うより、こう…母星本能をくすぐられるって言うか。何ていうか…そのいじけた顔も最高すぎて…!