南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )
私、人よりちょっと、ほんのちょっとだけ可愛いサイズなんだよ。
縦に。
横には、人より少しばかり大きいかもしれないけど。って、自分で言ってて悲しすぎるんだけど。
近くにある椅子に乗らなきゃ行けないのは言うまでもないんだけど。
「乗ったところで、届くかな?」
……きっと、椅子に乗る+背伸び=ギリギリ届く。だろう。
「…やっぱ、瀬那に付いてきて欲しいって素直に言えば良かったな〜。」
後悔先に立たず。
…ん?後に立たず?……へへへ。
まぁ、いいや。(大馬鹿)
仕方ない。
今やらなければ行けないことはただ一つ。
「瀬那も待ってるし、急がなきゃ!」
1番の高みにある、すみれが丘大学の資料を素早く入手して、
愛しい瀬那の腕の中にダイブすることだ!!!(受け止めてもらえるかは微妙)