南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )



「ゴミついてたから、取っただけなんだけど。何だと思ったわけ?」


ニヤッと口角をあげる瀬那に、どうしようもないほど胸はときめいて


それと同時に、激しく恥ずかしくて



「〜〜〜っ」


あー、もう声にならない。


そんな私の頭をポンポンと軽く撫でた瀬那はやはり意地悪く笑ってる。


「日曜日のことはまた連絡する。」



タイミング良く入って来た担任を横目で確認した瀬那はそれだけ告げると、自分の席へと早足に戻ってしまった。



「……瀬那のばか」


顔の火照りが治まらない。
あー、きっと熱だわ。これは熱だわ。


でも、楽しみで仕方ない。
デート。瀬那と初めてのデート!!


やっふぅぅう~〜〜い.*

顔文字で例えるなら
°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°今こんな感じ。
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