南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )
「フッ、冗談だよ。あ…でも、」
私をからかって遊んでる楽しそうな瀬那が珍しいから…あー、もういいや。なんて、思っちゃうんだもん、本当に瀬那はズルイ。
「…まだ何かあるの?」
内心もう怒るつもりはゼロだけど、もう怒ってないよ〜なんて、なんか癪だからまだ怒ってるんだから!と頬を膨らませる私に
「もう1つ、もらおっかな〜と思って、」
瀬那は楽しそうに、余裕な顔して舌を出してみせる。その顔がヤンチャで、また目が離せなくなった私は
「もう1つって、〜〜っ!「……ごちそうさま。」
まんまと、瀬那の策略にハマってしまった。
「わー!もう、甘すぎないですか/////プシュー」
なんだ今のキスは。
不意打ちすぎて全然、目閉じれなかった。
「気まぐれ。…あと、ひとつ聞いておくかな。」
「ま、まだ…何か??」
今日は、瀬那が積極的かもしれない。
自分から私に何かを求めてくる事ってあんまりないから、誕生日マジック…かな。