南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )
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謝らなきゃ…謝らなきゃ〜〜!!!
冷静になればなるほど、瀬那を拒絶してしまったことが悔やまれて仕方ない。
もう、時間を戻して欲しい!!!
神様〜〜!
掃除の時間も上の空で、そんなことばっかり考えていた私は
「森坂、手止まってるぞ。」
「わ、…ごめん!」
嶋中くんの声で我に返った。
危ない、考えすぎて危うくあっちの世界にでも逝っちゃうとこだったよ。
「なに、悩み事でもあるの?」
モップをかけながら、軽く視線を私に向けた嶋中くんに図星を付かれてドキッとする。
「…な…悩み事って言うか、」
「て言うか?」
私の顔を覗き込みながら、優しく微笑む嶋中くん。その言葉は、やけに優しくて…
「悩み事って言うより、不安なの。その…瀬那は私のこと…」
全部 言ってしまいたくなる。
でも、瀬那以外の誰かを頼りたくない…それも本当の気持ちで。