君と過ごした日々
ねえ、嘘だって、言って。
たちの悪いいたずらでしょう?冗談だったら許さないんだから!
頭ぐりぐりの刑、実行してやる……!
私はすぐに信じちゃうし、近所の子はいたずら大好きだから、何度もひっかかっていたんだし…
あのクソガキ、なんて言えないけど、悪戯したい時期だから笑って許してあげたよ。
その子と組んできっと…!
でも、おかしい。
何とか踏ん張って耐える。
そして、あまりにも相手の顔が真剣で、目の前が真っ暗になる寸前までいき、とにかく心が乱れた。
ここから本当の悪夢が始まろうとしていたなんて、この時まだなにも分かっていなかったけれど――…。