不思議な少女と新撰組
総「僕は知らずにそんな力を悠真に使わせていたなんて……」

ボソッと総司さんから一言漏れ出たセリフは後悔の言葉だった。

悠『総司さんが気にすることじゃないですよ、だって私は自分で望んでこの力を使ったのですから。』

総「えっ!?自分で望んだの?」

悠『そうですよ、新撰組を助けてってどっかの糞神に言われた時に私が出した条件です。』

総「そうだったんだ」

四年も経つと糞神呼びは定着して、もう誰も突っ込むものなどいないw

悠『まぁあったって戦いの火種になるような力は私はあまり欲しいとは思わないけどね。』

総「アハハッ悠真らしいや!」

余程気に入ったのだろう。ツボに入ったのかずっと笑っている総司であった。

悠『嫌ですか?』

そんな総司さんにだからこそ問いかけてみたい悠真がいた。
すると急に真面目な顔になり悠真に微笑みかけ総司は答えた。
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