不思議な少女と新撰組
第十章 その後
総司side

池田屋事件から数日が過ぎ悠真のおかげで怪我するはずだった人、死ぬはずだった人はだれもけがしなかった。なのに本人の悠真が目を覚まさない。そのせいでみんなの心が沈んでいた。

総「皆無事なのに悠真が無事じゃなかったら意味ないじゃん」

沖田は悠真の看病を任され数日間ずっと寝ないで看病をしていた。その間ずっと泣いていた。

近「総司、入るよ」

近藤さんと土方さんが悠真の部屋に来た。

土「悠真はまだ覚まさないか、総司は寝てるか?」

総「寝てますよ、心配しないで下さい。」

その言葉についに何かが切れた音がした。

近「いい加減しないか!悠真君が起きたときに総司が元気でなかったらどう思うかね!自分を責めるだろ!」

普段から温厚な近藤さんが怒ることは総司にとっては衝撃的なことだった

土「今日は俺がみるお前は休んどけ」

総「土方さん、って優しかったんですね、僕見直しましたよ。」

と言い去って行った。


その後総司は土方に追いかけられたのは言うまでもない。
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