せめて、もう一度だけ
日曜の夕飯後、後片づけが終わった時。
諒はリビングで、テレビを観てくつろいでた。
「諒、話があるんだけど」
思いきって切り出した私の声は、少しふるえていた。
「なに?」
テレビ画面から目をそらさずに、返事をする諒。
「あの、私ね・・・他に好きな人がいる」
そこでようやく、諒はテレビを消して私の顔を見た。
「それで?」
冷たい返事に、その言葉を口にするのはためらわれたけど。
「離婚したい」
思いきって口にしたら、ものすごくスッキリした。
「他に好きな男ができたんだろうな、とは思ってたけど。
本気で離婚するつもり?」
まさかの言葉に、驚いた。
諒は、私が他に好きな人がいること、気づいてたんだ。
諒はリビングで、テレビを観てくつろいでた。
「諒、話があるんだけど」
思いきって切り出した私の声は、少しふるえていた。
「なに?」
テレビ画面から目をそらさずに、返事をする諒。
「あの、私ね・・・他に好きな人がいる」
そこでようやく、諒はテレビを消して私の顔を見た。
「それで?」
冷たい返事に、その言葉を口にするのはためらわれたけど。
「離婚したい」
思いきって口にしたら、ものすごくスッキリした。
「他に好きな男ができたんだろうな、とは思ってたけど。
本気で離婚するつもり?」
まさかの言葉に、驚いた。
諒は、私が他に好きな人がいること、気づいてたんだ。