せめて、もう一度だけ
揺れてゆく
仕事を休んでも、家でゴロゴロしていても、気分は良くなることはなかった。
木曜日、しぶる諒を説きふせて仕事へ向かった。
諒にしてみれば、仕事を再開したから体調を崩したと思ってるから、反対するのは当然で。
本当は遼くんが原因だけど、それを諒に言えるはずもなくて。
会社に着いてタイムカードを押したら、通路の向こうから遼くんが歩いてきた。
どうしよう。
離れなきゃ。
急いで階段を昇ろうとしたら、手首を握られた。
そのまま、近くの備品倉庫室に連れていかれた。
目の前には、あんなに会いたかった遼くんがいる。
なのに、この前みた女の子の影がちらつく。
何か話さなきゃ。
「月曜、ストーカーしてただろ」
遼くんは、冷たい口調で攻めてきた。
「気づいてたの?」
「当たり前、俺がミキに気づかないわけないだろ」
「ごめんなさい、もうしないから」
遼くんはそのまま、私を抱きしめた。
「ストーカー、またしろよ」
木曜日、しぶる諒を説きふせて仕事へ向かった。
諒にしてみれば、仕事を再開したから体調を崩したと思ってるから、反対するのは当然で。
本当は遼くんが原因だけど、それを諒に言えるはずもなくて。
会社に着いてタイムカードを押したら、通路の向こうから遼くんが歩いてきた。
どうしよう。
離れなきゃ。
急いで階段を昇ろうとしたら、手首を握られた。
そのまま、近くの備品倉庫室に連れていかれた。
目の前には、あんなに会いたかった遼くんがいる。
なのに、この前みた女の子の影がちらつく。
何か話さなきゃ。
「月曜、ストーカーしてただろ」
遼くんは、冷たい口調で攻めてきた。
「気づいてたの?」
「当たり前、俺がミキに気づかないわけないだろ」
「ごめんなさい、もうしないから」
遼くんはそのまま、私を抱きしめた。
「ストーカー、またしろよ」