ビター・アンド・スイート
この支店に勤めだして、5ヶ月が過ぎた。
おじいちゃんにはまあまあ。
と私の働きぶりに合格点をもらえているらしい。
まあ、まだ知識は足りないし、上手くできない事もたくさんあるけど。
最近仕事に慣れてきたら、
お客さんも店長の興味も私に向かせてやるって思うのは
よく出来る姉を持った妹の単なるヤキモチだ。
でもさあ、ここでは私の存在は素通りで、
ハヅキちゃんはもう、いないのに
いつまでも存在感を持っているっていうのが
気に食わないのだ。
店長のイシバシさんは相変わらず、
のんびりとしているくせにハヅキちゃんが顔を出すと、
慌てて、バタバタする。
気に入らない。
こっちを向け。
お客さんがいなくなった時、
「夏のディスプレイどうしますか?」
と首をかしげて、店長の顔を覗いてやると、
イシバシさんは、少し顔を赤くして、
「き、去年と同じでいいかもって思ってて…」とボソボソ言うので、
「えー?去年とおなじってつまんないー。」と言ってやると、
「じゃ、じゃあ、ヤヨイさんが考えてみて。」とつっかえながら言うので、
一緒に考えようって言うと思っって
やった!と心の中でガッツポーズを決めながら、
「えー?困りますう。」と言うと、
「そう…だよね。僕が考えるよ。」と言ったのには呆れる。
違う!イシバシ。そこは一緒に考えようだろ。と心で突っ込みながら、
「店長!一緒に考えます。」とつい大声が出てしまった。
恥ずかしい。
「えーと。そうだね。仕事が終わったら少し考えようか。」
と驚いた顔で私の顔を見たので、
「はい!」と元気な声が出てしまった。
そんなに嬉しそうに返事をしなくってもいいのに。
と自分で思ったけど、
きっと、思い通りになったので、
嬉しかったんだろうと自分を分析しておいた。
おじいちゃんにはまあまあ。
と私の働きぶりに合格点をもらえているらしい。
まあ、まだ知識は足りないし、上手くできない事もたくさんあるけど。
最近仕事に慣れてきたら、
お客さんも店長の興味も私に向かせてやるって思うのは
よく出来る姉を持った妹の単なるヤキモチだ。
でもさあ、ここでは私の存在は素通りで、
ハヅキちゃんはもう、いないのに
いつまでも存在感を持っているっていうのが
気に食わないのだ。
店長のイシバシさんは相変わらず、
のんびりとしているくせにハヅキちゃんが顔を出すと、
慌てて、バタバタする。
気に入らない。
こっちを向け。
お客さんがいなくなった時、
「夏のディスプレイどうしますか?」
と首をかしげて、店長の顔を覗いてやると、
イシバシさんは、少し顔を赤くして、
「き、去年と同じでいいかもって思ってて…」とボソボソ言うので、
「えー?去年とおなじってつまんないー。」と言ってやると、
「じゃ、じゃあ、ヤヨイさんが考えてみて。」とつっかえながら言うので、
一緒に考えようって言うと思っって
やった!と心の中でガッツポーズを決めながら、
「えー?困りますう。」と言うと、
「そう…だよね。僕が考えるよ。」と言ったのには呆れる。
違う!イシバシ。そこは一緒に考えようだろ。と心で突っ込みながら、
「店長!一緒に考えます。」とつい大声が出てしまった。
恥ずかしい。
「えーと。そうだね。仕事が終わったら少し考えようか。」
と驚いた顔で私の顔を見たので、
「はい!」と元気な声が出てしまった。
そんなに嬉しそうに返事をしなくってもいいのに。
と自分で思ったけど、
きっと、思い通りになったので、
嬉しかったんだろうと自分を分析しておいた。