ビター・アンド・スイート
料理がどんどん運ばれてきて、
お腹いっぱい、たくさんいただいた。
どのお料理も美味しい。
料理はトオルさんのパートナーでもある
カウンターにいた哲也(てつや)くんの担当みたいだ。
無口だけど、よく目配り出来て、
飲み物がなくなったり、料理を食べ終わったりすると、
そっとやって来て手際よく次の準備をしてくれる。
トオルさんは話し上手で、聞き上手。
トオルさんが座ったどの席からも、笑い声が聞こえてくる。
良いお店だ
きっと、繁盛しているに違いない。
私はとてもくつろいで、少し飲みすぎてしまったらしい。
うとうと眠くなる。
リョウは私を膝に寝せ、
なにやら颯太さんと楽しそうに話している。
「この学級委員はみかけだおしねえ。」とトオルさんが笑って、掛け物をかけてくれる。
「可愛いでしょ。」とリョウの笑った声が聞こえた。
「きっと慣れない暮らしで少し疲れちゃったかな。」と美咲さんがそっと言う。
「うん。箱入り娘が家を出て、俺についてきてくれた。大切にしたい。」とリョウが私の髪を撫でる。
「ラブラブう」とトオルさんの声が聞こえる。
「うるせー。」とリョウが言って、私の頭に唇をつけた気配がした。
お腹いっぱい、たくさんいただいた。
どのお料理も美味しい。
料理はトオルさんのパートナーでもある
カウンターにいた哲也(てつや)くんの担当みたいだ。
無口だけど、よく目配り出来て、
飲み物がなくなったり、料理を食べ終わったりすると、
そっとやって来て手際よく次の準備をしてくれる。
トオルさんは話し上手で、聞き上手。
トオルさんが座ったどの席からも、笑い声が聞こえてくる。
良いお店だ
きっと、繁盛しているに違いない。
私はとてもくつろいで、少し飲みすぎてしまったらしい。
うとうと眠くなる。
リョウは私を膝に寝せ、
なにやら颯太さんと楽しそうに話している。
「この学級委員はみかけだおしねえ。」とトオルさんが笑って、掛け物をかけてくれる。
「可愛いでしょ。」とリョウの笑った声が聞こえた。
「きっと慣れない暮らしで少し疲れちゃったかな。」と美咲さんがそっと言う。
「うん。箱入り娘が家を出て、俺についてきてくれた。大切にしたい。」とリョウが私の髪を撫でる。
「ラブラブう」とトオルさんの声が聞こえる。
「うるせー。」とリョウが言って、私の頭に唇をつけた気配がした。