キミの隣で恋をおしえて〈コミック版:恋をするならキミ以外〉

恋って素敵なことばかりだと思っていた。

そんなことを夢見ていたあの日あの時が懐かしい。

みんな一生懸命恋をして、…だけど心の中で泣いていた。

好きだと思えば思うほど、焦がれた涙が心をえぐる。

そして、思い返せばこの些細な瞬間が、二人の分岐点。

どこに転がっているかなんて分からない。

大きなものとは限らない。

分かるのは、全てが“過去”になってから。

精一杯駆けた、その瞬間には分からない。

この時、辛い選択が

将来“これでよかった”と思えることがあるから。


人生、何が正しいかなんて。

今は誰にも、分からない。


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