ユキヤナギの丘で、もう一度君を好きになる
ーーカサッ
足元の芝生が少し動いた気がして、咄嗟に目を開けて振り向く。
でもそこにはハルの姿はなく。
目を閉じていたからか、ウトウトしてしまっていたようだ。周りはいつの間にか薄暗さを増して、陽はすっかり傾き山の向こうに沈んでいた。
耳からはまだ、優しい音色。
ハル?
スマホを見ると、約束の時間からはもう1時間ほど過ぎている。
どうしたのかな?
遅れるとしても、お互い連絡先を知らないからどうしようもない。
きっと、もうすぐ来る。
きっと、もうすぐ会える。
ハル……。
足元の芝生が少し動いた気がして、咄嗟に目を開けて振り向く。
でもそこにはハルの姿はなく。
目を閉じていたからか、ウトウトしてしまっていたようだ。周りはいつの間にか薄暗さを増して、陽はすっかり傾き山の向こうに沈んでいた。
耳からはまだ、優しい音色。
ハル?
スマホを見ると、約束の時間からはもう1時間ほど過ぎている。
どうしたのかな?
遅れるとしても、お互い連絡先を知らないからどうしようもない。
きっと、もうすぐ来る。
きっと、もうすぐ会える。
ハル……。