ユキヤナギの丘で、もう一度君を好きになる
朝起きて、大事なことに気がついた。
今日ハルと会う約束をした。
それはもしかしたら夢なんじゃないかと思うほど、儚げなものだけど。
こんな出逢いが、こんな約束が待っていたなんて知らなかった私は、春休みを満喫しようとバイトや友達と会う予定を入れてしまっていた。
もちろん今日も、朝から昼すぎまでバイトだった。
ハルと会うと言ったって場所以外の約束はしていないし、もちろん連絡先も知らないのでそれを伝えることもできない。
昨日は卒業式の余韻もあり、高いのか低いのか分からなかった自分の気持ちも、今は低くなってしまっていることが分かる。
それはきっと、ハルに会えないんじゃないかという不安と、ちゃんと予定を伝えなかった罪悪感からだ。
そんなに舞い上がっていたのかな、私。
それでも、いつもの普段着とは違う服を選んでみたり、あの公園からパン屋への近道を考えたりしてる。
そう、人の気持ちっていうのは複雑なんだ。
ハルに会いたいのか、会いたくないのか。楽しみなのか不安なのか。
自分でも自分の気持ちが分からないままバイト先のコンビニへと向かう。
今日ハルと会う約束をした。
それはもしかしたら夢なんじゃないかと思うほど、儚げなものだけど。
こんな出逢いが、こんな約束が待っていたなんて知らなかった私は、春休みを満喫しようとバイトや友達と会う予定を入れてしまっていた。
もちろん今日も、朝から昼すぎまでバイトだった。
ハルと会うと言ったって場所以外の約束はしていないし、もちろん連絡先も知らないのでそれを伝えることもできない。
昨日は卒業式の余韻もあり、高いのか低いのか分からなかった自分の気持ちも、今は低くなってしまっていることが分かる。
それはきっと、ハルに会えないんじゃないかという不安と、ちゃんと予定を伝えなかった罪悪感からだ。
そんなに舞い上がっていたのかな、私。
それでも、いつもの普段着とは違う服を選んでみたり、あの公園からパン屋への近道を考えたりしてる。
そう、人の気持ちっていうのは複雑なんだ。
ハルに会いたいのか、会いたくないのか。楽しみなのか不安なのか。
自分でも自分の気持ちが分からないままバイト先のコンビニへと向かう。