紫苑の花~追憶~
体操が終わって、やっと楽しみな水泳がスタート。

泳ぎは大好きだけど、蘭との約束を思い出したせいかすっごくワクワクしてる!

そんなことを考えながら蘭と泳いでたら後ろから肩を叩かれた。

「ん??麗奈じゃん!おっす♪」

「やっほ!ねね、これから一緒にあいつらと遊ばない?」


麗奈が指した指の先には、逞・健太・ソウタ達の騒がしい男子がいた。

んー…どうしようかな。
あれ?逞がいるってことは…これってチャンスじゃない?!
蘭と逞の急接近大作戦できるかも!


「おっけ!蘭と一緒にそっち行くよ!」


麗奈から聞いた話を蘭に話せば大喜び。
やっぱりOKしてよかった!今日から2人を急接近させてあげるんだから!



今思えばすべての始まりはこの日からだったのかな。
幼かった私はこの先どんな事が起こるかなんて考えてすらいなかった。
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