あたしの愛した貴方
送ったmailに対して直ぐ返事は返って来た。
【おい、まさか死ぬつもりじゃないよな!?20の
誕生日迎えたんだろ!?出会ったばかりじゃねーかよ!】
…出会ったばかり。そうだね。
でもね、もうあたしの場所ないんだ。
居場所がないのに、居たって
お母さんや家族にはあたしは邪魔なんだよ。
だから…さ、せめて誕生日おめでとうって言って貰って自分の存在を消そうって思ったの。
それがあたしのせめてもの家族への償いだと思ったから。
あたしには幸せになる権利はない。そう思ってた。