暗闇のアリス second story [完結]
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珠樹 side
「…………うそだろ、」
葉瑞は糸の切れた人形のようにソファーにもたれかかった
「じゃあ、、たまは、藍がその、、、」
「殺し屋のAliceだ。って言いてえのか?」
「………………そうだね。」
僕はそういうしかなかった
「でも、僕の知るAliceは僕に忠告を言うようなやつじゃないんだ。
非情無情、依頼されれば完璧に殺す。何人もの殺し屋に狙われても、その全てが逆に消される。
まさに、死神。」
そう、僕だって信じたくない。
でも、あの美しすぎる紅色の髪は彼女でないはずがないと物語っていたのだ