暗闇のアリス second story [完結]
「藍は、何かの危険から僕達を守ってくれているんじゃないかな?」
「どういうこと?」
Aliceが僕達を守る?
ありえない。
そもそも、なんのメリットがある?
「珠樹、、」
紫雨が僕の目を見る
一息おいて、こう語った
「俺らが関わってきた藍は偽物ではないだろう。
お前がDRAGONに救われたように、あいつもまたDRAGONに影響を受けていた。
あいつの表情は最初の頃とは比べ物にならないくらい豊かになっていた。
お前は、今まで関わってきた藍ではなく、情報の中にいるAliceを信じるのか?」