暗闇のアリス second story [完結]
発砲させる暇もなく二人の首が飛んだ
私の周りは既に真っ赤に染まり、私自身も血色に染まる
瞬殺だった。
「先生、嘘猫、出陣よ。」
『ザーッああ、』
ふたりが私の元へと駆け寄る
「Alice、大丈夫だったか?」
「ええ、」
そう平然という私に対して、先生は袖で私の頬についた血を拭く
「Alice、無理はするなよ。」
「…………ええ、」
「ウォリヤァ」
少しほのぼのしていた空気だったのに……
外にいたのは5人ではなく6人だったようだ
先生と嘘猫は驚きで動けなくなっていた