暗闇のアリス second story [完結]
真実の愛
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亜李朱side
彼女の話が終わった。
私は、なんと声をかければいいのか分からなかった
彼女は純粋にかれらを愛していただけなのに。
私という存在が彼女の気持ちを歪めてしまった
私は何故か彼女に手を伸ばし、抱きしめた
彼女は目を見開く
「あなたはひとりじゃないと思う。
私も少し前までは孤独で、何も感じられなかった。
でも─────────。
泣いたり、笑ったり、驚いたり。
まだ、遅くないよ。まだ、これからだよ。」