暗闇のアリス second story [完結]
窓からふわりと風が吹く
その風に乗って向日葵の匂いが鼻をくすぐる
「健吾……」
「よう、亜李朱。元気そーじゃねぇか」
そこには1輪の向日葵を持った健吾が立っていた
その姿はとても撃たれたようには見えなかった
「健吾……どうして。」
「あ?あー、あの闇医者なんか怪しい薬打たれたかと思うとすっげー痛みの後に全部の傷が無くなってたんだ
たぶん、あいつはバケモンだ」
ハハッと鼻で笑う彼