暗闇のアリス second story [完結]
それがなんだか不安になった
今まで感情を表に出さなかったAlice
いや、むしろ何も感じていなかったのかもしれない。
それがわたしの強さだった。
その強さが彼らによって崩されかけていた
それは、"今"の私にとってはなってはならないことだった
気づけば窓は真っ黒に染まっていた
「らん!もう暗いから送っていくよ」
「ありがと、」
サクのきれいな笑顔を私は見ることが出来なかった