暗闇のアリス second story [完結]
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亜李朱side
フードを深くかぶり裏道にはいる
ちなみに、いつもの様に窓から飛ぶなんてことはしなかった
明るいうちは誰かに見られる可能性が高いからだ
まあ、当たり前でしょ?
裏道に入ると、賑やかな朝の大通りとは裏腹に薄暗いしんと静まり返っている
これは不気味と表現すればよいのだろうか
私はビルまでの道を迷わず歩く
ふと、前方から気配を感じる
「…………気が付かないとでもおもってるのかしら」
「ははッやっぱ気づいた?」
「なにしてるの、、嘘猫。」