手のひらの恋


「あけおめー!」


久しぶりに会ったクラスメイトに
みんな興奮気味。


「はーいはい!席つけ!」

担任の言葉でざわざわしながら
みんな席についた。



「横溝ーっ」

後ろから声をかけて
きたのは木内だった。


「そいやさ、ずっと
同じクラスなのにアド知らね!」


「あーはいはい★」


きなりは担任が教室を
出たのを確認して
携帯を取り出した。


「赤外線ねー。」



「あいよー。」


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