手のひらの恋
話し込んでいるといつの間にか
辺りは暗くなっていた。
「そろそろ帰ろっか。」
「また明日ねー!」
「じゃねー!」
そう言って三人は帰って行った。
相変わらず蓮見とは
HPでやり取りしてるきなりは
掲示板を見た。
【よろしく】
たった一言のレスを見て
一人でにやけていた。
家に着き自転車をとめていたら
携帯がなりだした。
「あー待って待って、」
画面を見ると
愛子からのメールだった。
玄関に入り携帯を開いたら
一瞬で涙でぼやけて
前が見えなくなった。