手のひらの恋



それから何日かたって
普通に笑えるようになった。



「今日ひまー?」

真琴は笑顔で二人を見た。

「ひまひまー!」

美里は手をあげて笑った。


「あー…今日部活と塾。。」


きなりは中学からやっていた
吹奏楽部に入部していた。


「そっかあ。
じゃあ仕方ない。二人だ!」

真琴は少し残念そうに言った。



「じゃ部活頑張ってね!」


きなりは手を振って二人と別れた。




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