手のひらの恋


新しいことを始めたきなりは
すがすがしい気分で登校した。



「おはよー!」


元気よく教室にはいると
いつものように二人が迎えてくれた。


「きいちゃん!今日部活の後
遊ばない?待ってるからさ!」

挨拶もせず声を掛けて
きたのは美里だった。


「あ、今日部活休みなの!」


「よしじゃあ行くぞー!」


真琴は今日は用事あるからと
遊べないようだった。





何事もなく授業も終わり放課された。



「じゃまこちゃんまたねー!」


二人は真琴と別れ、カラオケに向かった。




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