手のひらの恋
出逢い
今日は初日だから
クラス分けテストだった。
机の上に置かれたネームカードから
自分の名前を探す。
(あ‥あった)
楓とは端と端の席だった。
周りは知らない人ばっかりで
きなりは緊張していた。
(隣いないんだ‥
蓮見‥康史‥知らない。。)
そんな事を考えていたら
「始めましょうか」と
優しそうな女の先生が言った。
一斉に準備をしだした。
「では‥」
ガラッ
誰かが教室に入ってきた。