真夏の初恋。


涼太side


それは突然だった。

いつも通り 自販機で

飲み物を買って歩いていた



俺は、翔夜と藍華が話してるのを見た

結構 デカい声で話してたから 聞こえてきた


「マネージャーやってくんない!?」


え、何を頼んでるんだ。アイツは。


そんなの無理に決まってる。


「いいよ。ひまだし」


でも、藍華はOKを出した


翔夜がどっかに行ったのを見計らって俺は

藍華に声をかけた



「え、藍華マネージャーやんの??」



「悪い?」



「え、いや、別に!」

そう言いながら 俺は顔を逸らした


「涼太、具合悪いの?」なんて聞いてきた


「は!?」

「だって 顔 赤いし。耳まで真っ赤だよ?」


それを聞いてますます顔が赤くなった気がする


俺は咄嗟に

「あー暑いからじゃね?」って誤魔化した

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