空の下で

河野side

集中治療室から出てくる翔を強制的に休憩室に連れて行こうと、扉の前で待機していた。


今日は忙しいから5分しかいられないって言ってたけど、もうそろそろよな?


やっぱお出迎えに行くか~。


扉をあけて、入ると、奥から、ガシャンと聞こえた。


確かあそこ…


「翔?」


急いで向かった。


カーテンを開けると、椅子ごと倒れてる翔がいた。


「おいっ!翔!!」


急いで脈をとると、完全に遅く、時々飛んでる。


とりあえず、雪に担架を頼んだ。


まだ朝早いから、目立たないはず…


とりあえず、呼吸は多少乱れてるけど、まだ安全な域でよかった…


それにしても、無理しすぎだろ…


とりあえず、空き部屋に急いで運んだ。


不整脈の点滴を急いでする。


顔を改めてみると、真っ青だ。


貧血と、軽い不整脈と疲労が重なってそらこうなるわ~…


とりあえず、不整脈が収まるまで様子を見るしかない。
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