空の下で
俺は理想にぴったりなのか……


柚姫はどう思ってんだろ、俺のこと。


俺は少なくとも好き。


俺の理想にぴったりの女性だ。


ちらっと柚姫を見ると、顔色が青白かったのが良くなってる。


貧血用の点滴入れたけど、やっぱり貧血か……


少し安心した。


「先生!陽ちゃんが喘息の発作です!」


やっぱり安心できないや……


走って陽の病室まで来た。


「ゲホッゲホッ……ハァッハァックルシイッ……ハクッ……!」


陽は洗面器に戻していた。


ご飯も何も食べてないはず……


その通り、胃液を出しに出していた。


「ハァッハァッ……イッイダイッ……」


頭を抱えだした。


これはまずい……


「ニイチャ……」


いきなりふらっと後ろに倒れた。


「陽!!!!」


意識がなくなった!?


「待て、こないだのめまい、そして、頭痛、吐き気、意識が飛ぶ……まさか……くも膜下出血とかじゃないよな?」


「CT室準備してきます!」


これなら緊急手術しなくちゃ……


検査の結果、予想通りだった。


そして、緊急手術を始めた。
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