空の下で
家に帰ると、まだ開けてないダンボールを開けた。


「これ全部キッチン?」


「そう!」


「なら片付けよう!」


二人でやるとすぐに終わって、1時間で部屋は片付いた。


「ごめんありがとう!ほんとに助かった!!」


すると、電話が鳴り出した。


「ちょい失礼……」


雪が電話に出た。


「あ、柚姫……患者の様態おかしくなって、人数足りないらしいからちょっと行ってくるね……せっかくなのにごめん……」


「わ、私も行った方がいいよね?」


「だめ!あなたは休んでなさい!」


といって、家から出ていった。


そして私は電話を出した。


『もしもし』


「もしもし……お兄ちゃん?」


『あ、柚姫!久しぶりだな。どうしたんだ?』


「あのね……私……再発したかもしれないの……」


『……まって、もしかして発作出たのか?』


「うん……」


『今から来れるか?』


「うん……実家に車取りに帰ってから行くね」


『安全運転しろよ?ちょっとでもおかしくなったら車わきに止めろよ?』


「はい……」
< 24 / 128 >

この作品をシェア

pagetop