空の下で
5章

柚姫side

あれから、3ヶ月経って、


もうすっかり夏の色に染まっていた。


何度か点滴したりで入院して、体調も良くなっていた。


「そろそろ、病院行っちゃだめ?」


この3ヶ月で、翔のことをとても知って、頭の中は翔の事しかなかった。


いわゆる、夢中になってるって感じ?


「しんどいか?」


「ううん、その……働きたいなぁって……」


「なら、明後日から戻るか?」


「やったー!!」


「その代わり、朝と夜はちゃんと俺の診察受けること。分かった?」


「うん!」


はぁ〜嬉しい……


やっと元に戻れるんだ。


「明日髪の毛切りに行こうかな?どう思う?」


「いいんじゃない?ちょうど伸びてきてるしさ」


美容院電話で予約して、今日は翔にご飯を作る日。
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