欲情プール
探り合う心と想い合う心
そんなある日。
「茉歩、今日の夜は空いてるか?
久しぶりに、茉歩がお気に入りのイタリアンに行こう」
「え、あ…
すみません、今日は…」
「…だよな。
じゃあ明日の夜は空けといてくれ」
その反応は…
今日が私の誕生日だって、わかってる?
だとしたら、すごく嬉しい…!
でもだとしたら!
せっかく誘ってくれたのに、ごめんなさい…
聡を繋ぎ止めて、表面上は夫婦の溝も埋まってる今。
今日の夜は当然、お祝いに意気込んでる聡と過ごす事になってるし…
今の状態を維持する為には外せない。
「茉歩っ、
誕生日おめでとう!」
「ありがとう、聡。
それに、ここって滅多に予約が取れないお店なのに…
前に私が行きたいって話したの、覚えててくれたんだね?
尚更ありがとう…」
「…うん。
少しでも、茉歩を喜ばせたくてさ…
じゃあ早速っ、食べよっか!」
聡の変わらない優しさに、胸を痛めながらも…
そのあまりの美味しさに、すっかりのめり込んで食べ進めると。
「茉歩、今日の夜は空いてるか?
久しぶりに、茉歩がお気に入りのイタリアンに行こう」
「え、あ…
すみません、今日は…」
「…だよな。
じゃあ明日の夜は空けといてくれ」
その反応は…
今日が私の誕生日だって、わかってる?
だとしたら、すごく嬉しい…!
でもだとしたら!
せっかく誘ってくれたのに、ごめんなさい…
聡を繋ぎ止めて、表面上は夫婦の溝も埋まってる今。
今日の夜は当然、お祝いに意気込んでる聡と過ごす事になってるし…
今の状態を維持する為には外せない。
「茉歩っ、
誕生日おめでとう!」
「ありがとう、聡。
それに、ここって滅多に予約が取れないお店なのに…
前に私が行きたいって話したの、覚えててくれたんだね?
尚更ありがとう…」
「…うん。
少しでも、茉歩を喜ばせたくてさ…
じゃあ早速っ、食べよっか!」
聡の変わらない優しさに、胸を痛めながらも…
そのあまりの美味しさに、すっかりのめり込んで食べ進めると。