欲情プール
そして今度は慧剛が、私と同じ苦しみを味わう事に…
「茉歩…
キスマーク、付けていい?」
「えっ?
どうしたの、聡…
もうそんな歳じゃないでしょ?」
「そうだけど…!
でもっ、別に誰が見る訳でもないんだし…
なぁ、いいだろ?」
「もうっ、急に体調を崩したらどうするの?
病院で恥ずかしいじゃない」
「でも頼むよ!
茉歩を信じてる…
けど不安なんだっ…!」
まだ不安なの!?
こんなに、頑張ってるのに…!
結局、仕方なくそれを許したけど。
"茉歩を信じてる"
この時、その不安な理由を推測してたら…
ちゃんと行動を慎めたかもしれないのに。
次の夜、慧剛は。
まるで正気を失ったかのように、激しく何度も…
溺れて藁を掴むかのように、必死に何度も…
私の身体を貪り尽して。
だけど突然。
「っっ、苦しい……!」
片手で顔を覆って、呻き声を漏らす。
「もうっ…
茉歩との約束、守れそうにない…」
「約束…?
それより慧剛っ、大丈夫!?」
起きようとした身体は…
すぐに押し倒されて。
身体中にまた、慧剛の舌が滑る。