欲情プール
8月も終わり。
その日も欲情に飲まれてた私達は…
情事を終えて、専務室を後にする。
「ねぇ、もし私達が夫婦だったら…」
不倫モードを引きずったまま、ふと思い付いた事を口にすると。
その途端、目を大きくして驚く慧剛。
そんなに焦らないでよ…!
それを求めて口にした訳じゃない。
「…っ、こんなに抱き合ってばかりじゃ、すぐに飽きちゃうかもしれないね」
慌ててそう続けた私から、
不機嫌そうに顔を背ける慧剛。
夫婦だなんて…
例えでも口にされたくなかったの?
胸が切なく締め付けられると…
「もし俺達が夫婦でも…
毎日抱き合っても、どれだけ抱き合っても。
茉歩に飽きる事なんて、一生ない」
目に映る横顔は、凛とそう断言した。
私は、嬉しくて…
ありえないほど嬉し過ぎて…!
あまりの嬉しさに、クールに取り繕うどころか気持ちを隠すのも忘れて。
泣きそうになりながら、その横顔に囚われた。
当然、慧剛は…
何も返さない私の反応を、確かめるべく向き戻って。
涙ぐむ私に再び驚く。
そしてそれは慧剛を煽って…
その日も欲情に飲まれてた私達は…
情事を終えて、専務室を後にする。
「ねぇ、もし私達が夫婦だったら…」
不倫モードを引きずったまま、ふと思い付いた事を口にすると。
その途端、目を大きくして驚く慧剛。
そんなに焦らないでよ…!
それを求めて口にした訳じゃない。
「…っ、こんなに抱き合ってばかりじゃ、すぐに飽きちゃうかもしれないね」
慌ててそう続けた私から、
不機嫌そうに顔を背ける慧剛。
夫婦だなんて…
例えでも口にされたくなかったの?
胸が切なく締め付けられると…
「もし俺達が夫婦でも…
毎日抱き合っても、どれだけ抱き合っても。
茉歩に飽きる事なんて、一生ない」
目に映る横顔は、凛とそう断言した。
私は、嬉しくて…
ありえないほど嬉し過ぎて…!
あまりの嬉しさに、クールに取り繕うどころか気持ちを隠すのも忘れて。
泣きそうになりながら、その横顔に囚われた。
当然、慧剛は…
何も返さない私の反応を、確かめるべく向き戻って。
涙ぐむ私に再び驚く。
そしてそれは慧剛を煽って…