欲情プール
「ふざけないでっ…!

なんなのこのオンナ!!
ケーゴは私の婚約者よ!?
アタマおかしんじゃないっ!?」

興奮気味に近付いて来て、スーツの胸ぐらを掴んできたそのコを…


「やめろ露美!」

慧剛が制止して。
私を揺さぶるその手を外して、抱き締めるように取り押さえた。

胸が思い切り八つ裂かれる!!


「ちょっと聡!
奥サンどーにかしなさいよっ!
なにが"茉歩はそんな女じゃない、信じてる"よ!
それがこのザマっ!?

やっぱり訴えてやるっ…
アンタは訴えなきゃわかんないよねぇ!?」


「落ち着くんだ露美っ!
そんな事したらこっちも無傷じゃ終われない!

とにかく俺はっ、こんな女なんかもう相手にしないし、すぐにでもクビにする!

こんな状況を招いた今なら、大人しく従う筈だしっ…
もう関わる事はない!」



胸が更に、ズタズタに切り刻まれるけど…


いいよ慧剛、もっと傷付けて。

慧剛の為なら、どれだけ傷付いても構わない。


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