欲情プール
「最高の復讐劇だったよな…」
あれから数日、ずっと沈黙を貫いてた聡が…
すれ違い際にポツリと、漸く糾弾の言葉を口にした。
「っっ…
あんな惨めな思いを味わって…!
もういっそ、消えてしまいたいくらいだっ!」
振り向いた私に、それは続く。
「っ…
ごめんなさい…」
「茉歩がっ!
…っ、そんな仕返しするような女だとは、思わなかった…!」
「…
ごめんなさい」
私には言い訳する資格なんかなくて…
ただ、謝る事しか出来ない。
「これからどうする…
どう償うつもりなんだよ…」
「ごめんなさい…
だけど。
っ、別れて下さいっ…」
私の答えに…
驚愕の顔が向けられる。
「……っっ!!
っ…、っっ……
償う気すらっ、ないのかァっ!?」
「っ、そうじゃなくてっ…
本当に…、ごめんなさいっ…!」
「っ、そんなにあいつかっ!?
あいつはっ、茉歩を弄んだだけなんだぞっ!?」
だとしても、それでも私は…