欲情プール
危ない!

この人ってば、ほんとに危ない…
危うくまた動揺のドツボに送り込まれる所だった。


要は、クールな私なら真に受けないって解ってるから言える…
そう言う事ですよね?

だったら。


「光栄です。
じゃあ私も専務だから言います。

もうとっくに惚れてますよ?」


部下として上司に。

軽い発言に合わせて、そう仕返すと…


専務の、驚いて固まる姿が目に映る。



「え…
えっ!?
違いますよっ?部下としてって意味ですっ」

ドン引きの専務に焦りながら…
慣れない発言はするもんじゃないと、後悔した。


遅れながらも「それは残念!」って、専務が乗ってくれたから救われたけど。





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