私は綺麗になる



智花との連絡がなくなって半年以上



俺には彼女もできない



智花のことも、自分で振ったし、断られたけど
やっぱりここまで連絡がないと気になってしまう



もともとマメに連絡くれる人だったしな…



智花何してるんだろ。







「裕也ー!映画始まっちまうぞー!」

「ああ、悪い!」



俺は今日友達と映画

いつまでもくよくよしてられないよな




「最近ぼーっとしすぎだぞ?
ってかあれ、智花先輩じゃね?」





え!?







その視線の先には

背の高い男と寄り添って歩く智花の姿

なんてかわいい笑顔なんだ





智花は俺とすれ違っても、俺には気づかなかった




現実、なんだな、これが。





「裕也!だからぼーっとすんなって!」



……にぎやかな奴だなぁ

俺が立った今、失恋したことは
こいつには内緒だな。






END


< 34 / 34 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

呪いを貴方に

総文字数/2,449

恋愛(純愛)14ページ

表紙を見る
もう、やめにしましょう

総文字数/4,627

恋愛(純愛)25ページ

表紙を見る
プロポーズさせてくれ

総文字数/4,862

恋愛(ラブコメ)26ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop