【短】夏恋~君と出会えたあの日~
――――2008年8月10日――――

今日は町の祭り。

毎年男友達としか行かなかった俺。

今年も同じメンバー。

むなしすぎるけどこれが現実。(笑)

「青、今年も独り身だな俺ら(笑)」

「あぁ悪いかよ。てかなんでお前と花火なんか見なきゃいけねぇんだよ・・」

「まぁまぁ。お互い様じゃん俺ら。」

なんてお前がいなきゃ花火さえもみにこねぇよ・・。

俺と友達の葵(あおい)はまた男2人で花火をみていた。

花火も終盤にさしかかったところでトイレに行くと葵に伝えた。

行く途中で声がした。

「離してください・・・。」

「ねぇ~いいじゃん。ひとりなんでしょ??」

「お兄さんたちとあそぼうよぉ~♪」

今にも女の子はなきそうだった。

「しゃねぇな。助けるか・・。」

そういって俺は酔っ払いのところへ・・。

「ねぇ~いいでしょぉ~」

「なぁおっさん」

「あぁなんだお前??」

「いい歳したおっさん何してんだよ?」

「お前調子に乗るなよ。」

そう言って1人が俺に殴りかかってきた。

けどケンカに負けたことがない俺はすぐ身をかわして逆に殴ってやった。

「おれ強いよ?勝てると思ってる?」

「クソが気が生意気いってんじゃねぇ!!」

相手は5~6人いた。

けど俺には関係ねぇな。

「勝てるわけないじゃん。もうこんなことすんなよ、おっさん」

勝負はすぐについた。

俺の勝ち(笑)

「大丈夫??」

「・・・あッはい。」

そう言った彼女は俺の身長よりはるかに小さかった。

そしてなんとなく幼かった。

「・・・強いんですね。」

「俺??あぁ、まぁね。君さ友達とかと一緒に来たの??」

「もう帰っちゃったんです。」

「そっか。家はこの辺なの??送るよ??」

「あッいえ、大丈夫です。あの・・・ありがとうございました。」

そういって彼女は帰っていった。





8月10日俺は出会った。

運命の女(ひと)に・・・。

< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop