Bar Cinderella
「お帰りなさ~い……唯のお友達ぃ?」

「こんにちは、吉川さん。はい、友達です」

「うわぁ~すごく他人行儀にされた~(笑)あれ、男子もいんのね?」

「あ、はじめまして。小坂 結城です。」

「はじめまして、吉川緋輝です☆よろしくね~」

「あの、えっと、西野浅香です」

「可愛いね~!よろしく~」

「吉川さん、浅香にちょっかい出さないでください!」

「え、嫉妬しちゃったの~?」

「違いますッ!」

ーーーースッ

「浅香ちゃん、髪に葉っぱがついてるよ?」

「あ、あありがとうございます/////」

「どういたしまして~」

「浅香を誑かさないで下さい!」

「やだなぁ、素直に嫉妬してるって言……」

「違いますからッ!」

食い気味に言ってやった!

浅香にちょっかいばっかかけてると結城怒るぞ~!

「結城くんかっこいいね~!モテるでしょー?」

「え、いや、そんなことは無いですよ?」

「運動部~?凄くいい感じの筋肉してるじゃん!」

「あ、バスケ部やってるので」

「かっこいいじゃん!結城くんLIVEもらっていいー?」

「吉川さん、結城が困ってるのでやめてくださいッ!」

「はいはーい」

私たちはそそくさと逃げるように2階の私の部屋へ上がった。
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